薬代は行きつけ処方箋薬局が安くなると思っていたら間違いだった!同じ処方薬でも節約できる!
処方箋薬局。
昔は病院に行ったらそこの病院で処方された薬をもらうことが多かったように思いますが
今は比較的小さなクリニックでも処方箋用紙をだされ、自分で薬を取りに行くパターンがとても増えていますね。
今は『お薬手帳』がメジャーになり、半年以内に同じ処方箋薬局で処方をしてもらうと120円の割引(3割負担であれば40円)を受けられるというメリットがあります。
それゆえに、私は病院で処方箋用紙をもらうと、家の近くの処方箋薬局に行って薬を処方してもらっていました。
しかし、この5ヶ月の間に同じ目薬を処方され
『行きつけの処方箋薬局(半年以内に利用あり)』と『初めて行った処方箋薬局』を利用したところ
行きつけの薬局の方が金額が高い=初めて行った処方箋薬局の方が安い
という事態が起きました。
え!?半年以内にお薬手帳を持って同じ処方箋薬局で処方してもらったら割引があるんじゃないの!?なんで同じ薬なのに初めていった薬局の方が安いの!?
その差額は140円。初めて行った処方箋薬局の方が値段が高いのはなぜ!?
この疑問を追求すべく色々調べてみることにしました。
ついでといってはなんですが、処方箋のお薬をよりお得に購入できる方法について同時にまとめています。
<目次>
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先に処方箋の領収書を比べてみた
同じ目薬を処方されたときの領収書です。
【A】初めて利用した処方箋薬局・・・500円
【B】4ヶ月前に利用した処方箋薬局(前回も今回もお薬手帳提示)・・・640円
項目が違うので金額以外の違いがさっぱり分かりません!!
薬材料が同じ点数なのでこれが私が処方された目薬単体の点数(料金)と思われます。
薬局で支払う料金は、厚生労働省が定める「調剤報酬点数」に基づいて1点=10円で計算されることしか知らない私には項目が違うともう打つ手がありません。
※調べたところ『調剤技術料=調剤基本料+調剤料』のようです。
薬局によって「基本料」の違いがある
素人が見てどうこう言える話ではなさそうなのでGoogle先生にお尋ねしました。
初めて行った処方箋薬局の方が請求金額が高いのはなぜ!?
結果、なんと、薬局の立地や処方せんの受付回数、ジェネリック医薬品を積極的に入れている等で薬局の基本料金は違うらしい!これか!
基本料金は全部で5種類。
調剤報酬点数にして最大10点~41点(つまり3割負担で3円~124円)の差がある模様。
でもでも、私の差額は140円。
これじゃ納得いかん。
さらに調べていく中で「薬サポくん」のサイトに行きつきました。
文系+数字激弱+素人の私にはうまく解説できないので、気になる方はぜひご確認ください。
超簡単に言うと
基本料金の違いは5種類だけど、なんだかんだで同じ処方箋でも18通りから生まれる差があるらしいです。
その差は料金にして3割負担の人で220円程。なんてこった。
なので、私の今回の140円の差額は【基本料+α-お薬手帳提示(半年以内)】で算出された金額のようです。
薬局の基本料金を調べる方法
これだけ違えば、自分がよく使っている薬局や近所の薬局、行きつけの病院前の薬局の基本料金を比較したくなります。
過去形であれば、利用した薬局の明細書(領収書じゃなくて明細書)に「調剤基本料1」「調剤基本料2」「調剤基本料3ーイ」「調剤基本料3ーロ」等々記載があるので確認できますが、もうね、そういうの面倒じゃないですか。
ここでも私は勝手ながら、薬サポ君のサイトを声を大にしてオススメいたします。
各都道府県別に薬局の基本料金が記載されています。
載っていない薬局も稀にありますが、ほぼ網羅されています。ありがたすぎます。
各自、1~3割負担の保険証をお持ちだと思うのでその計算は忘れずに。
自分の利用した処方箋薬局の基本料を調べてみたら衝撃的だった
早速調べたところ衝撃の事実。
近所で私が使っていた処方箋薬局(A)の基本料金はなんと18種のなかで最高値1,020円
先日、初めて利用した処方箋薬局(B)は410円
※健康保険証を適用しない金額です
そら、お薬手帳出して割引してもらっても、これだけ差があったら、近所で使ってる処方箋薬局の方が高くつきますわ・・・
薬サポくんのサイトで私の住む京都は1,000件の基本料金が載っているのですが、うち1,020円の処方箋薬局って17件しかないんですよ。
その少数派を知らずも選んでいたショックにしばらく固まってました(去年だけで5回以上利用したぞ…)
自分の行動範囲で基本料最安値の処方箋薬局を探してみた
近所にというか最寄り駅の近くに最安値基本料金150円がありました!
嬉しいけどなんだか余計にショック(笑)
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基本料金以外に注意すること
お薬手帳を忘れない
半年以内にその薬局の利用があってもお薬手帳を忘れると割引されません。
可能な限り平日は8:00~18:50の間に、土曜は9:00~12:50に処方してもらう
営業時間内でも以下の時間に当てはまる時間は40点が加算され、窓口負担が3割負担の人でも120円ほど高くなるそうです。
▼夜間休日等加算料
- 平 日:午前0時~午前8時、午後7時~午前0時
- 土曜日:午前0時~午前8時、午後1時~午前0時
- 日曜日、祝日、年末年始(12/29~1/3)の営業は終日
ジェネリック医薬品を希望する
沢井製薬さんのHPによると、 ジェネリック医薬品の金額は新薬の約2~5割に設定されているそうです。
現在は病院の先生が出す処方箋用紙に、ジェネリック医薬品の使用がダメな場合はチェックをつけるような項目もあるようですので、そのチェックがない=ジェネリックがある薬品ならジェネリック希望が基本的に通るはずです。
処方箋窓口で直接言いにくい場合は、お薬手帳を作る際にもらえるジェネリック希望シールをお薬手帳や保険証に貼る方法でアピールする方法や
お薬手帳の表紙に直接「ジェネリック医薬品希望」と分かりやすく書き込むことで、薬剤師さんから案内をしてくれたりします。
私がこの数年利用した処方箋薬局さんは複数ありますが、大半が受付時に「先生から指定がないので、ご希望であればジェネリックを利用できますよ」という声掛けをほぼ必ずしてくれました。(シールを張る前も後も)
お医者さんがOKしていても、全てジェネリックを使うのはなんだか怖い、という方は普通の風邪薬っぽいものから利用してみるのも一つだと思います。
まとめ:処方箋のお薬をよりお得に購入できる方法
- 自分の行動範囲で基本料金が安い処方箋薬局を利用する
- ①で利用する薬局でお薬手帳を毎回提出する
-
なるべく平日は8:00~18:50の間に、土曜は9:00~12:50に処方してもらう
- 自分の許す範囲でジェネリック医薬品を希望する
いかがだったでしょうか。
薬サポ君頼りの記事になりました!(ありがとうございます!!)
同じお薬でも意外と料金が違う・・・こういったものこそ、積み重ねで大きな差額になるものではないでしょうか。
とくに持病がある方、家族が多い方はこの積み重ねがより大きくなりがちです。
早速私は常用最寄り処方箋薬局を変更します!