網膜剥離:入院16日目(2回目手術翌日)~入院20日目(2回目手術6日後)
網膜剥離による入院手術記録の続きです。
なんだかんだで、2週間ぐらいの入院予定が伸びで、入院期間に2度目の手術をした私。
入院16日目(2回目手術翌日)
2回目の手術は前回記述した通り、1回目にはなかった縫合という行為と前回の手術から1週間程というまだ傷口もあるであろう期間の実施だったせいか
1回目と違って痛いよー涙
という状況。
ハッキリ言って、意識したら気になるし痛いと感じるので脳内で遊ぶしかありません(笑)
音楽を聴いたり、オーディオブックで本の世界に入ったり。
本当は人と話すのが一番だと思うのですが、さすがに手術翌日に動き回るのもよろしくないので(4人部屋なので部屋のなかで電話はできない)
気を紛らわすアプリをスマホに入れていて大正解でした。
痛み止めという手段はあるものの、一応1日の限度回数や、一度摂取したら2回目までの空き時間が一定必要だったりとなにかと条件があるので
気を紛らわせていられるうちは薬に頼らないようにしていました。
というのも、夜は絶対に痛み止めを飲むから(寝る為に飲む!)
そこにバッファーを残しておきたかったのです。
案の定、寝る前に飲んで数時間後、前夜同様痛みで目が覚めて「こりゃ気になって寝れないな・・・」と思ったので
この日もナースコールで夜中に痛み止めを1回もらいました。
前夜は
痛みで目が覚める→我慢する&様子見→どんどん痛くなる(痛み止め切れてきてるから)→ナースコール→痛み止めを飲んだが効くまでの30分がマジで痛かったので、さっさとナースコールを押せばよかったと後悔→痛み止めが効いてようやく寝る
という経緯だったので、この日は痛みで目が覚めて即行ナースコールを押しました(笑)
気さえ紛れていれば痛みはそんなに気になりませんが、どうしても痛みに集中してしまいそうな時間帯は痛み止めに頼るのがいいなぁと学びました。
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入院17日目(2回目手術3日後)
目の痛みの種類が変わったような気がしました。
今までの「目の奥が痛い」という痛みより
どうも、縫合している糸がマブタと触れて異物感的な・・・ひっかかるような痛み?が気になります。
昨日から、目薬以外に1本、目に入れる軟膏を1日に2回(朝一番と夜最後の目薬タイムのとき)するのですが、この軟膏があると円滑剤的な役割を果たすらしく、異物感的な痛みが大分軽減されることに気付いて、診察の際に先生にお伝え。
先生の話によると、恐らく痛みの原因は縫合の糸とその玉止め的なところがマブタと擦れているのだろうとのこと。
結果、朝と寝る前に看護師さんにどっさりこの軟膏をつけてもらうことになりました。
どれくらいかというと「絵具出しすぎやん」と言いたくなるぐらいの量。←いや、伝わらんやろ!(笑)
軟膏のイメージって、多くても1回ビュ~と出したら終わりだと思うのですが、目を開いてそこに看護師さんがその軟膏を3往復。まつ毛は軟膏まみれです。
目を閉じたらムニュっと感じるぐらい・・・そしてそのままガーゼを付けたらガーゼにべったりするぐらい軟膏がついちゃうぐらいの量です(笑)
図としては全く美しくないのですが、これで痛みは大分楽になりました。
入院18日目(2回目手術4日後)
ひったすらうつ伏せなので、顔がパンパンにむくんでいます。
お見舞いに来た夫が「芸能人の卒アルを現在と比べて整形だとかなんとか言われるけど、人間むくみだけで別人になれるなー」と言ったぐらいです(笑)
そんな私自身も同感。
どこかで書いたかもしれませんが、私は元々クッキリした二重です。
ですが、この状況下では完全一重。能面の女の人にそっくりでした。これホント。
先生たちは、そんな状況になれているようで、むしろ「それだけうつ伏せを頑張っている証拠ですね」と褒めてくれます。
むしろ、これが救い・・・
なので、ある程度仲良くないと・・・心を許せている人じゃないとお見舞いには来てほしくないです(苦笑)
前回の手術後と同じくガスのラインが見えるようになりました。
入院19日目(2回目手術5日後)
「はじめさん、前回に続き、うつ伏せ頑張ってますね!」と先生に言われ
「もう顔が変わってしまいましたわ~(笑)」と完全に吹っ切ってる状況です。
この日は友人と長電話をして、楽しい時間を過ごしました。
前回も手術翌日ぐらいから目をつぶると浮遊物(動く影)みたいなものがいくつか見えるようになっていましたが(医療ガスだったり手術時にいれた解けきっていない抗生物質の粉の塊だったりするようです)
今回もその症状が出ました(よくあるみたいです)
そのなかで一番大き目の浮遊物の形が、小さいトトロに似ていることから
コトトロとひっそり自分の中で名前を付けました。
なんでやねん、というところかもしれませんが
こういう影や浮遊物って、今までの人生経験で存在していなかったのでちょっと怖い。
でも、怖がっても仕方がないし、ずーっと気にしすぎても仕方がないのでそれであれば、自分の目のなかに存在する間は愛着を持って過ごした方が楽しいなと思ったのです。(我ながらものすごくポジティブ!)
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視覚については、ガスのラインは見えるけれど、そこから見えるむこう側が前回よりかすんで見えることに違和感。
前日もちょっと気になっていたけれど、全体的に視界がセピア色であることをこの日にはっきり自覚。
気になって先生に伝えたところ、眼底出血のせい=手術時の出血が止まっていないから とのこと。
え、手術から4日以上たってるのに出血が止まってないの!?とものすごくビビる私。
先生は「そのうち止まるし大丈夫」とあっさり。
うぅうううう
入院20日目(2回目手術6日後)
痛み止めが完全に不要になりました。
手術4日目からは念のため寝る前だけ飲むようにしていただけで、既に要らなかったかもしれません。
でもとにかく寝ること優先したかったので4日目、5日目も一応1日1回だけ飲んでいました。
睡眠不足って普段健康なときでも、ネガティブになったり疲れやすかったりするので、精神的に元気でいたかったのでこの方法をとりました。
異物感は続いていたので、朝晩の軟膏は継続中。
コトトロは目の中を気分なのか気圧の影響なのか、現れたり隠れたり移動したりとのんびりと漂っていました。
書いたように、セピアで見えるだけで出血の自覚がないので、このままずっとセピア視界だったらどうしようと思いました。
誰か大丈夫と言ってくれー!という思いが強く、毎食後「調子はどうですか?」と看護師さんたちが必ず聞いてくるので、そのタイミングで看護師さんに呟いてみました。
「前回より痛かったし、出血もあって視界がセピア色で怖い。そもそも日数経ってるのに出血が止まってないっていうのが不安です」
と。
でも、分かっちゃいたけど、大丈夫とか言ってくれないんですよね。
だってここは病院。うかつに大丈夫とか言って問題になったら困るから絶対言ってくれない(涙)
「きっと」「恐らく」とつけてもいいからー!とこちらとしては思うのですが、そもそも大丈夫を言ったらいけないんでしょうね。
むしろ、不安を言ったことで若干気まずい雰囲気に…苦笑
大丈夫ととりあえず言ってもらいたいときは、身内や医療関係者以外の人にいう方が良いですね(笑)