度重なる靴選びの失敗と断捨離・お手入れを通じて見出した、私の靴選び4カ条。靴選びが難しくなくなりました。
こんにちは、ゆいこです。
昔は靴をはじめ、革製品のお手入れなぞ、したことがなかった私。
本当に自分の脚に合う本革のパンプスに出会ってから
この靴を少しでも長く履きたい!
という思いから、お手入れをするようになりました。
とは言っても、最初の頃は安い靴磨きのスポンジで拭く程度からのスタートでした。
それ以前は、靴を買っても失敗ばかり
「靴選びは難しい」「足に合う靴がない」「意外とファッションに合わせるのが大変」
と自分で買った靴にも関わらず不満ばかりでした。
今、振り返ると、当時は靴をはじめ、ものを手にするときに
そのものだけでなく、自分自身にも向き合っていなかった証拠だったと思います。
今もお手入れに関しては素人のままではありますが
断捨離をして、無意識に「妥協」や「我慢」をして履いていた靴を潔く処分し
以前より少しだけ手をかけた革製品や靴のお手入れもをするようになりました。
今はたまにする革製品のお手入れ時間が好きです。
ものは少ない方が大切に使う
磨いたり手入れをすれば愛着が湧く
と言いますがその通りだなぁと思います。
※私はミニマリストではないので、断捨離はしましたが、そこそこの靴の数を持っています。
大きな断捨離のち、プチ断捨離を続けお手入れその経験を通した現在
私は靴を選ぶときの条件が定まっています。
これを決めてから靴選びがびっくり
「靴選び4カ条」が今回のテーマです。
<目次>
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私の靴選び4カ条
- 本当に好きなこと
- 使いこなせること(リアルにコーデが複数浮かぶこと)
- 足に合うこと
- ある程度のお手入れが自分でできること
この4つが絶対条件です。
本当に好きなこと
シンプルなプレーンパンプスであってもAとBがあったら同じ色でも
なんかこっちの方が好き そう感じることはありませんか?
何か惹かれるものを感じることがありませんか?
その基準を大切にしています。
仕事で絶対黒いパンプスがいる、何でもいい!ではなく
黒いシンプルなパンプスでも「好き」と思えるものを探します。
使いこなせること
「似合うこと」もここに含みます。
リアルにコーデが浮かばないとそれは好きでも宝の持ち腐れになってしまうことがあります。
自分の服装、持ち物をイメージして、試し履きしているそのときの服装だけでは選ばず、複数のコーデに当てはめて選びます。
「あれにもこれにも合う気がする…多分 」というときは、別日にその服装でもう一度、その靴を見に行きます。
足に合うこと
足は私たちの体を支えてくれる重要な場所。
足だけではなく、腰も頭も…全身を支え、守ってくれています。
最初であれ、購入した後であれ、その足が悲鳴を上げてしまう靴はどれだけ似合ってどれだけ好きでも履くべきではないと私は思っています。
若い頃、それを押し切って購入した靴がありますが
その靴を無理矢理履いた翌日は腰が痛くなったり、その月の生理痛がひどかったりなど
あとからマメや靴擦れ以上の弊害がおきました。
ただ、「試し履きの段階では足に合うと思っていたけど、1時間一緒に過ごしたら足に合わない靴だとわかった」という経験は多くの人が経験していると思います。
私もそうです。
私の経験則でしかお話できませんが、合うくつに出会う私なりのポイントをお伝えします。
足に違和感があることを見逃さない・無視しない
これが、試し履きする際に一番の重要ポイントのように感じています。
見た目や値段を重視して、その場の微妙な…些細な足の違和感を無視して購入した…
というものほど「実は合わなかった靴」になってしまう率が高いです。
ここで是非実践してほしいことは
靴に感じた多少の違和感はその場で口に出してみる
ということ。
人は思ったことを口にすることで、より口にしたことを実感するそうです。
ただ試着するより、脳や神経が集中して履き心地を自分に伝えてくれます。
「うん、これは違う」「すこし緩い」「フィットしすぎて痛くなりそう」など。
より自分の感想に向き合えるように、店員さんに向かってではなく、その靴を履いている足を見ながら口にするのがオススメです。
それに、ちゃんとした靴屋さんであれば、その声にも反応してくださるはずです。
表に出していないだけで、ワイズが違うものを持ってきてくださったり
中敷きを複数持ってきて合うように履く方法がないか一緒に模索してくれます。
また、似たデザインの靴を持ってきてくれることもあります。
似たデザインの靴であまり好みが合わなくとも、これなら買わないと思っても
持ってこられた靴は履いてみることもオススメします。
他の靴と履き心地を比較する習慣はあった方が、より自分に合う靴を見つけるための神経が鍛えられるからです。
ワイズを知る
D、3E、EEなどの表記のことです。
「本当に合う靴」にまず出会うまでが意外とかかる道のりですが、基本として自分の靴のサイズだけではなくワイズを知ることが大切です。
靴のサイズと同じで、ワイズもメーカーによって差がありますが、大体の目安を知っていることで靴選びが楽になります。
私自身はこれによって、ぐっと良い靴に出会える率が上がりました。
私は22cmの2Eなので、それを基準に探したり
「ここのメーカーは少し大きめの靴が多くてEの扱いはあります」
「このメーカーは3Eの取り扱いはあるのですが、他に比べて少し細めの傾向があります」という店員さんの話を参考にして合う靴をさがしています。
ワイズは百貨店の靴売り場で調べてもらうこともできますし、インターネットでも調べることができます。
参考までにネットで見つけたサイトのURLを貼ります。
本革の靴を選ぶ(オススメ)
こちらについてはあくまで私の主観です。オススメぐらいで読んでいただけたら嬉しいです。
理由は一般的に「革は馴染む」からです。
固い革靴もあるので馴染むのに時間がかかったり、そもそも足に馴染んでくれないこともあるので一概にはいえません。
それでも、上記の2つを条件にした革靴であれば、購入直後に少しトラブルがあっても足に馴染んでくれることは少なくありません。
なので、私の靴は8.5~9割は本革を使用した靴です。
とはいえ、雨の日も気にせず履ける、手入れが楽、本革に比べて安いことが多い、等という点では合皮の靴の方が勝る点もあります。
合皮で合う靴にも出会えるとより汎用性も上がると思います。
本当に自分に合う靴を知る
この道のりが大変やねん!と思われるかもしれませんが、
本当に自分に合う靴…本当の足のフィットを知ると、足に合わない靴がより精度を増して分かるようになります。
私はこれを知ってから、靴の失敗はほぼなくまりました。
この2年で私は靴を5足以上購入していますが、失敗した革靴は今のところ1足。
それもその1足は初心忘れるべからずで、安くなっていた値段に押し負けて足の違和感に気付かないふりをしてしまったパンプスでした。
それも、この本当に合う靴を知ると、これまでに手元にあった「気付かないフリして持っている使わない靴」「気付かないフリして履いている合わない靴」を
物凄い早さで手放せるようになります。
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ある程度のお手入れが自分でできること
理由は簡単で、自分が「好き」「使いこなせる・似合う」「足に合う」という条件がそろったら
長く大事にキレイな状態で使いたいに決まっているじゃないですか!
それに、お手入れしていると、よりその靴が好きになります。
自分で一定の頻度でお手入れすることで、靴の状態を自然と目にすることになるので
- 汚れが沈着しにくい
- かかとのゴムを釘が出る前に代えに行ける
- ヒール部分の目立つ傷など他人に気付かれるとみっともない破損に早く気付け、対処ができる
というメリットもあります。
そして、自分でお手入れをある程度する前提になると
- 「明らかに長持ちしない靴」を買わなくなる
- お手入れが面倒だと思う靴=自分にとってメリットよりデメリットが多いと気付く
など、購入前に気付いた方がいい点に意識が行きます
こういった理由で「自分である程度のお手入れができる」という条件も私は外せません。
番外編:より馴染みやすく、最小限のトラブルに抑えるために(靴擦れ対策)
私は本革の靴を買って、その靴を初めて外に履いていくとき、
靴擦れポイント(かかと、親指と小指の左右の付け根あたり)にホホバオイルやアーモンドオイルを馴染ませてから履くようにしています。
足だけではなく、靴の同じポイントにも少し馴染ませます。
こうすると、靴擦れ対策・靴擦れ軽減になります。
※靴の変色の可能性もあるので自己責任でお願いします。
そして初めて履くときは近距離で小荷物のとき。
近くのコンビニや薬局、郵便局に行くときに履くようにしています。
先日お会いした販売員さんは、家に一人でいるとき、椅子の下に新聞紙をしいて
新しい靴を履きながらテレビを見たり本を読んだりしているそうです。
おわりに
重なる靴選びの失敗と断捨離、お手入れを通じて見出した
私の靴選び4カ条とちょっとした番外編でした。
前半にも書きましたが、昔の私は安い靴を色々買っては手入れなぞせず
履き潰すことも滅多になく飽きること、足に合わぬまま終わること多かったです
買ったけどほとんど履かなかった靴もあります
むしろ「足に合う靴がない」
「ファッションに合わせるのが大変」
と自分で買った靴にも関わらず不満ばかりで
「靴選びは難しい」と思っていました。
靴をはじめ、当時はものを手にするときに
そのものだけでなく、自分自身にも向き合っていなかった証拠だと思います
でも、今はその失敗とこの4カ条のおかげで、そんなことはありません。
靴選びの時間は大好きです!
靴も以前より大好きになりました。
自分と向き合う=合うものが分かる
合うものがわかるようになる=自分のことが少し分かるようになった
ということかな?と思っています。
自分と向き合って厳選したものは大切に使うようになったことで、丁寧な暮らしに近づけていると感じています。