ゆいこ節約丁寧手記

欲にまみれた生活を卒業し、自分基準で節約しつつ、断捨離を交えながら丁寧な暮らしを目指す手記ブログ。

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婚約指輪を諦めたはずが、なぜか満足行く婚約指輪を手に入れている話②

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婚約指輪を諦めたくない…そんな人はまず強すぎるかもしれない理想を見直そう

 

セレブのような婚約指輪があの高級ブランドの婚約指輪が欲しい・・・

婚約指輪そのものを諦めなくてはならない状況でそんな贅沢は言えないことはハッキリお伝えします。

私のように、どうしても憧れが~とかなんとか、あらゆる理由で婚約指輪が欲しいという方は

婚約指輪の定番的な思い込みを一部外す必要があります。

つまり「理想」や「一般論」を見直すということ。


婚約指輪自体、一人が一生のうち何個も何個ももらうものではないのでこだわる気持ちは分かります。

ただしそれ故に、婚約指輪は売り手側による情報(雑誌等含む)で価値観を左右されやすいものです。

そこの価値観や思い込みを一度外して「自分たちが納得できるもの」を見つけましょう。

 

また、今回のブログ後半に「ダイヤの4Cにどこまでこだわるのか(ダイヤの質に全てを求めない)」ということについて書いています。

参考資料を引用しながら、あくまでも私の主観で書いています。
ですが「婚約指輪を少しでも安くしたい」「婚約指輪を諦めたくない」という方には少しは参考になるはず・・・というちょっとした自負と願望込めて若干辛口で書いておりますがご容赦くださいませ。

 

 

 

心構え編

有名ブランドにこだらない

ブランドの証明である刻印は基本的に内側です。見えません。
見た目でブランドが分かるものはかなり少ないです。

正直なところ、ベーシックデザインであれば、どのブランドでもノーブランドでも似たり寄ったりです。

定番デザインは大抵どこのブランド、お店にもあります。

 

そのこだりデザインは必要性ですか

明らかにデザイン代金が載ってそうなその指輪、結婚指輪と重ねたらアンバランスもしくはそのデザインが目立たなくなるということはないでしょうか。

常につける結婚指輪と合わない、もしくはその特殊デザインゆえに常につける結婚指輪が選びにくくなるようなものであれば、考え直しても良いと思います。

 

婚約指輪があることが嬉しい

貰えるだけ、ありがたいんです。
いただけることに感謝です。ない人だっているんです。
愛があれば本当は指輪なんていらないんです。(欲しいけどね…笑)
 

 

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素材編

指輪の台座プラチナはPT900を選ぶ

※ここでは、婚約指輪の土台はプラチナと過程します。

プラチナは主にPT1000~850がアクセサリーとして使われます。

数字が高いほど純度は高いですが、プラチナ自体はやわらかく傷がつきやすいので1000だから必ずしも良い、というわけではありません。

金・ゴールドのアクセサリーというと日本ではK18が主流でK24(こちらの方が純度が高い)が少ないのも同じ理由です。

強度を踏まえて、ネックレスのチェーンであればPT850が日本では多いです。

 

話しは戻りまして
純度が高い=柔らかい。プラチナも金も純度が高いほど傷がつきやすい(太さによっては曲がりやすい)というデメリットをもっている ということです。
※一方で純度が高い状態で強度を保つために強化プラチナや圧縮プラチナなるものも存在します。コーティングもあるようです。

純度が高いメリットとしては、純度に比例して鉱物としての価値が高くなること、変色の可能性をより減らせること。そして、金属アレルギー持ちの方はアレルギーの心配が減ることです。

 

とはいえ、以下をご覧ください。

■鉱物含有率

ゴールド

K24 ……純金99.99% ~100%
K18 ……純金75%:混合物25%
K10 ……純金42%:混合物58%

 

プラチナ

PT1000…純プラチナ99.99% ~100%
PT950  …純プラチナ95%:混合物5%
PT900  …純プラチナ90%:混合物10%

 

K18よりPT900の方が基礎鉱物の含有率が高いのです。

勿論金属アレルギーの方は対象金属にもよるのですが(プラチナアレルギーで金ならOKという方もいますし、金・プラチナであれば純度が高ければOKという方もいます)


「ゴールドなら絶対K18以上!プラチナは950以上なくちゃ!!」となんとなく思っている方は、この数字を見たら少しはPT900への抵抗が減るのではないでしょうか。

 

そして、婚約指輪はどちらかというとPT950(プラチナ950)の素材が多いですが

『硬いダイヤを止めている』『立て爪でひっかける心配が高い』と考えるとPT950より強度が高いPT900にする価値は十分あるのではないでしょうか。

 

販売する側は「せっかくのご結婚なので純度が高い「PT1000やPT950の方が・・・」と話されることはありますが、PT950時点で混ぜ物が入っていますからねぇ・・・(笑)
私の偏見ですが、こういう店員さんほどゴールド商品になるとK18を推しますね。

そして、婚約指輪はPT950を推すのに、売っている結婚指輪はPT900素材というお店も結構あります。

毎日着けて家事も仕事も共にする結婚指輪がPT900でもOKならば
毎日着けない・一緒に家事をすることが少ない婚約指輪に、変色の可能性を下げるためプラチナの純度を上げる理由はあるでしょうか?

PT900でもPT950でも変色するときは変色するんです。

少なくとも結婚指輪はPT900でも良い、という方は婚約指輪についてはプラチナ純度をあえて1000や950にする理由は心理的満足度と鉱物・財産価値の問題だけではないでしょうか。

 

注意点

プラチナの国際的な広報機関:プラチナギルドインターナショナルでは、プラチナジュエリーの国際基準をPT950以上と定めているので、国際的価値を重視するのであればオススメはしません。
勿論、日本国内ではPT900は普通に流通していますし、買取もあります。
ここについては「売る可能性と指輪に金銭的財産価値を求めるか」と自問するよ良いでしょう。

 

私の場合は指輪に金銭価値を求めていませんでしたので、最初からPT900で婚約指輪を作ってもらう前提で動きました。

 

ダイヤの4Cにどこまでこだわるのか(ダイヤの質に全てを求めない)

日本人は4Cが大好きと言われています。

このブログをご覧になっている方はざっくりこちらはご存知という前提で書かせていただきます(めんどくさがりですみません)

当たり前ですが、4C項目全ての上を目指したら値段は上がります。

この各4C各項目の上位へこだわりを下げる為に、それぞれの上位をぶった切っていくような内容を書きますので、先ほども書いたように、売り手側による情報(雑誌等含む)を一度はずしていく感覚で読んでいただけたらと思います。

 

 ■カット

「顕微鏡で見たらハート型のカットなんです!」・・・って、顕微鏡で見ないと分からないような女心は不要です。
キラキラ光って見えたら十分です。
勿論、カットが良いと反射率が上がるので、カットのランクが高いものと低いものの比較はして検討したらいいと思いますが、顕微鏡で見ないとわからない差や心理的オプションに惑わされないことが大切です。

 

■カラー

ダイヤは無色透明なものほど高く評価されます。
『DEF…無色透明』『GHIJ…透明』『KLM…わずかに黄色』と続くわけですが、こんなに細かく分かれているならEとHの差って肉眼でわかりますか!?
という話です。

実際に私と夫はD~Kまでほぼ同じ大きさの実物大ダイヤを見せてもらいましたが

大きい石ならともかく一般的な婚約指輪のダイヤサイズではD~Hぐらいまでは「分からん!!!Dだけはやたら白く見えなくはない。他は順番にキレイに並べていってよく見たらFとKはの違いは分かる」ぐらいでした。

誰かのと横に並べてまじまじ見比べたらともかく、普段付けてる分にはなかなか普通の人が見分けるのは難しいと感じました。

ダイヤの鑑定士の方も、対象になるダイヤだけを見て「これはEですね!」と判断するわけではなく、全ダイヤのランク見本(現物)と比較しながら鑑定をするので、恐らく一定ゾーンのなかで細かい違いを一般人が見分けることは本当に難しいのでしょう。

 

また、私はカラーダイヤには全く興味がないのですが、添え石ダイヤを付ける場合はカラーダイヤを置かない、という考えも大切かと思います。
他のカラーが入ることによって、そのカラーダイヤの反射や影が入るとメインダイヤを見る視界に余計な色が入る可能性があるからです。

 

■クラリティ

内包物や傷がないか、あるならどの程度目立つかでランク付けしています。

そもそもダイヤなんて自然鉱物なんだから、何にもないこと自体難しい。
これもカラーと同じく肉眼で分かりますか!?という話です。

 

ダイヤのクラリティ等級

 FL 
10倍の倍率でインクル―ジョン、ブレミッシュがともに見られない

 IF 
10倍の倍率でインクルージョンが見られない

VVS1、VVS2
インクル―ジョンが非常にわずかなため、熟練したグレーダーが10倍の倍率で見ても確認が困難

VS1およびVS2
10倍の倍率でインクル―ジョンがなんとか確認できるが、微少と特徴づけられる程

SI1、SI2
インクル―ジョンが10倍の倍率で見て確認できる

I1、I2、I3
インクル―ジョンが10倍の倍率で容易に確認でき、透明度や輝きに影響を与える可能性あり

※GIA(世界最大非営利宝石学研究・教育機関)HPより引用

 

I1、I2、I3になって初めて「影響を与える可能性あり」ですよ・・・?

そんななかでFLやIFって必ずしも要りますか???VSやSlでも十分ではないでしょうか?

10倍の倍率がどれくらい影響ありそうか、という感覚は人それぞれですが、平均的指輪のダイヤサイズで考えたら10倍の大きさってどれくらいでしょうか。

 

■カラット

カラットは大きさではなく重さです

二度言います。重さです。

重さは大きさに比例はしますが、同じカラットが必ずしも同じ大きさに見えるわけではないのです。

そして、カラットについては、カラット数値だけで見るより実際に希望の指輪のデザインと自身の指とのバランスを見て決めることをオススメします。

また、ダイヤの大きさは、指輪のデザインや止め方、添え石によってフォローが効くと考えても大丈夫です。

実際に私の指輪は0.278ctなのですが友人の0.3ctより大きく見えます。

また、店頭でいくつもリングを見せていただくなかでも、ダイヤは同じカラットのはずなのにデザインによって大きさが違って見えることがあるように感じます。

理由はいくつかありますが大きく4つです。

 ・ダイヤの止め方(止め方の種類によってダイヤの大きさが変わってみえます)
 ・ダイヤの爪の囲み方(ダイヤのサイドから光が入るように囲ってあるか)
 ・指輪のデザイン(私のものはメインの石が目立つデザイン)
 ・添え石の配置位置(友人のものは添え石の爪も出ているのでメインダイヤに若干影が出る)

 

もっとストレートに言うとダイヤが光る(反射する)ようにすると大きく見えやすいということです。

 

あとは、指の太さや手の大きさでも差がでるかもしれません。
遊びで気に入ったデザインに似た0.35ctや0.4サイズの指輪も付けさせてもらいましたが、私の指ではそのダイヤサイズをつけると成金感とおばちゃん感がすごかったです。(服でいう着られている感や中学生がヴィトンを持っているかんじ)

 

すみません、また話がそれました。
接客側でも、購入側としてお店で見ていたときも感じましたが、友人のものと比較してもやはりカラットは、指輪のデザインや止め方、ダイヤのカット、添え石、によってフォローが効くことが、十分ありえると感じました。

 

体験編

とにかく直接見る、つけてみる。遠慮しなくていい

気に入っているあのデザイン…

ダイヤの大きさはこれぐらいなくっちゃ!

とは思っても、実際につけたら「バランスが悪い」「なんだか似合わない」「自分のイメージと違う」ということは意外と多いです。

今になってしれっと自白しますが、実は私は大学卒業後2年弱、結婚指輪の販売がメインの会社で販売員をしていた過去があります。エリアの月間販売成績1位になったこともあります…

店頭には雑誌やネットでこういうデザインという像を決めてこられてお越しになる方が多くいらっしゃいましたが、結局最初に思っていたものではないものを購入する方もかなりの数いらっしゃいました。

 

というのも、薬指の面積は身体の面積のごく一部

面積の大きい服でさえ、数センチの着丈で「着てみたらちょっと思っていたのと違った」と思うことがあるぐらいですから

指の狭い面積の0.5ミリの差はかなり大きいのです。

 

また、雑誌やネットのダイヤの光加減は異様にキラキラです。
背景や光の当て方で購買意欲があがるようになっていますが実際に指にはめるとイメージ100%同じということはないはずです。

 

また、販売側はハッキリ言って店頭に来た全員が買うなんて思っていません。
そして婚約指輪も結婚指輪も冠婚葬祭。
クレームがあったら厄介なことこの上ないですし、そもそも気に入っって納得したものを買ってもらってこそのやり甲斐です。

 

堂々と複数のお店に行き

「今、色々なお店を見ているんです。まだ下見の段階ですが見せてください」

「見始めたばかりで、どんなものが似合うのか、どんなデザインが好みなのかもイマイチわかっていないんです」

と言って、堂々と見て、試着して、質問していいんです。


ここで、自分自身が納得するデザインをいくつかピックアップしましょう。

 

■まとめ

ダイヤの4Cの違いは肉眼でどれくらい差があるように感じるか実物を見て納得できるところを探す。

ダイヤの大きさは同じct(カラット)でも、指輪自体のデザインで見え方が異なる

 

以上です。

次回はこれを踏まえたうえで、どうやって私の指輪が決まったかを書いていきます。

 

 

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